求人検索エンジンを活用するメリットとは【仕組みや活用におけるポイントなどについて解説します】

記事更新日:2022年07月20日 初回公開日:2022年07月19日

用語集 外国人採用・雇用 グローバル用語解説 採用・求人のトレンド
従業員を採用するにあたって、求人情報をより多くの人に見てもらうことは大変重要です。なぜなら、求人情報の露出度は求人募集数に関わってくるからです。その際に求人検索エンジンのサイトは非常に有効です。一見求人検索エンジンは求人側にのみ大きなメリットをもたらすように思います。実際にその情報量の多さから、求人側が利用することが多い媒体です。しかし、実は採用する側にもメリットが数多くあります。本記事では、求人検索エンジンの仕組みやメリット、代表的なものなどをご紹介します。採用担当者の方は是非ご一読下さい。

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求人検索エンジンとは

求人情報だけが掲載された検索エンジン

求人検索エンジンとは、求人情報のみを扱う検索エンジンのことです。検索エンジンとは、皆さんが普段から使うYahoo!やGoogleなどの検索機能を指し、求人検索エンジンは検索情報が求人のみに特化されており、それ以外の情報は基本的には表示されません。つまり、求人検索エンジンでは検索画面にキーワードや勤務地などの情報を入力すると、それに合った情報が検索結果として表示されます。近年、求人サイトに代わってこの検索エンジンが急速に拡大してきています。

求人検索エンジンの仕組み

クローリングによる情報収集

求人検索エンジンの仕組みを説明する上で欠かせない単語がクローリングと呼ばれるものです。クローリングとは、クローラーと呼ばれるロボット型検索エンジンが自動的にネット上の情報を巡回、収集するプログラムのことです。このクローリングを通してネット上の求人情報が自動収集され、データベースが作られます。つまり、求人検索エンジンによって求人サイトの種類に関わらず多方面からあらゆる求人情報を集めることができます。ただし、クローリングされる条件があるので、求人広告を作成した場合にはその情報がクローラーに拾われるかどうか確認する必要があります。

直接投稿

求人検索エンジンのサイトでは、そのサイトに直接求人票を作成して投稿することが可能です。基本的に誰でも無料で求人投稿することができ、また会社が採用サイトをもっていなくても作成可能です。採用ページの作成とは異なり、直接投稿では求人の必要情報を入力していくと求人広告が完成します。つまり、ウェブマーケティングの専門的な知識がなくても作成が簡単である点も特徴的です。また、デバイスがPC版とスマホ版両方に対応しており、個別に求人広告を作る必要がないのも直接投稿の特徴です。

求人検索エンジンのメリット

採用コストを抑えられる

求人検索エンジンのメリットとして、採用コストを抑えられる点が挙げられます。先ほども述べた通り、ほとんどの求人検索エンジンのサイトにおいて無料で採用情報を投稿することが可能です。また、既に掲載されている情報を新たに更新したい場合も、クローリングの要件に合わせて修正するだけで自動的に収集されるため、コストがかかりません。無料プランよりもより多く求人に見られやすい有料プランも存在しますが、頻繁にプランを切り替えることができるので、予算に合わせて柔軟に対応することができます。

求職者の閲覧数が多い

求職者の閲覧数が多いのも求人検索エンジンのメリットです。求人検索エンジンは数々の求人サイトや採用ページの情報を集積したものなので、幅広い求人がそれを利用します。また、通常の求人サイトでの求人広告がメールアドレスによる登録とログインをして閲覧が可能になるのに対して、求人検索エンジンは登録をしなくともすぐに閲覧可能です。つまり、求職者が気軽に検索をかけて情報を確認できるので、その分閲覧数も多いと言えます。

地方での採用に強い

地方での採用に強い点も求人検索エンジンのメリットの一つです。求人サイトや人材紹介では、求職者の多い地域の採用情報が多いです。つまり、東京や大阪での求人が多い反面、地方での採用情報が少なかったりすることがよく起きます。その反面、求人検索エンジンは全国各地のあらゆるネット上の求人情報をまんべんなく掲載しているので、地方での採用情報も探しやすいです。つまり、地方の採用を目指す求人側の利用の多い検索エンジンは地方採用に強いと言えます。

配信を管理しやすい

求人情報の配信のコントロールがしやすい点も求人検索エンジンのメリットです。求人検索エンジンの有料枠はいつでも掲載を開始、止めることができます。予算や採用時期に合わせて情報発信ができることは非常にコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。また、配信する対象を自由に変更できる点でもコントロールがしやすいと言えます。例えば、パソコンを使うユーザーが採用対象に入るかどうかを検討し、スマホユーザーのみに限定させて採用情報を配信することも可能です。

求人検索エンジンのデメリット

クローリングされる条件を満たすことが必要

求人検索エンジンのデメリットとして、クローリングされる条件を満たすように求人を作成しなければならないことが挙げられます。自社サイトに求人情報を投稿したとしても、それが一定の条件を満たしていなければ一切求人検索エンジンに表示されません。クローリングの条件はサイトの種類によって異なりますが、HTML形式であることや1職種1勤務地ごとに個別のURLを用意するということが多いです。したがって、こうした条件をクリアするためにはHTMLを取り扱う専門知識が必要となります。

競合が多く求人が埋もれやすい

競合が多く、求人情報が埋もれやすい点も求人検索エンジンのデメリットの一つです。求人検索エンジンのサイトは求人サイトと比べて非常にユーザー数が多いです。また、クローリングで収集される求人情報が膨大であるのはもちろんのこと、基本的に直接投稿が無料なぶんサイトへの求人情報の投稿の敷居が低くこちらもかなり競合が多いと言えます。しかし、この点に関しては後に述べるようなSEO対策や有料プランの利用によって多くの求職者に見られるようになります。

求人の情報の定期的な更新が必要

求人情報を定期的に更新しなければならない点も求人検索エンジンのデメリットと言えます。求人検索エンジンのサイトの中には、情報の更新頻度を判断して表示順位を決めているものもあります。求人情報の更新頻度が低い場合には自動的に求人検索エンジンのサイトでの表示回数が減少したり、上位表示されにくくなってしまう可能性があります。したがって、求人検索エンジンを上手く活用するためには常に情報を更新することを心がけ、上位に表示されているかも確認することが重要です。

採用マーケティングのノウハウが必要

運用にあたって採用マーケティングのノウハウが必要な点も求人検索エンジンのデメリットの一つです。クローリングの条件を満たした上で求人情報を作成しただけでは求人情報は上位表示されません。一般的な検索エンジンと同様に、上位表示しやすくしたり、多くの人の目に留まる効果的な求人情報を作成するウェブマーケティングの知識が必要となってきます。自社でノウハウを蓄積することや、ウェブマーケティングに特化した外部のサービスを頼ることが重要です。

求人検索エンジンで上位表示させる方法

SEO対策を徹底する

求人検索エンジンで上位表示させるためにSEO対策を徹底することはかなり重要です。SEOとは検索エンジンの最適化という意味であり、検索エンジンで上位表示させるための施策を意味します。具体的には見出しや表、箇条書きを使用してわかりやすく書く、具体性を持った情報を書くことが求められます。実際に上位表示されている他社の求人情報を参考にし、どのような言葉が用いられているかを考えてみることもかなり有効でしょう。

有料プランを利用する

求人検索エンジンで上位表示させるために求人検索エンジンのサイトの有料プランを活用することも効果的です。ほとんどの求人検索エンジンにおいて有料プランが設定されており、有料プランによって求人情報を優先的に上位表示させることが可能です。また、多くの場合この有料プランは求職者にクリックされた時に料金が発生するクリック課金型であり、求人の集まり具合に応じて即座に値段を変更できる点が魅力的です。また、これによりどのような人にどれだけクリックされたかのデータを得られるので、運用ノウハウの蓄積につながります。

求人検索エンジンの代表的なもの

Indeed

求人検索エンジンの代表的なものとして、Indeedが挙げられます。Indeedは求人検索エンジンのサイトの中では最大手であり、月間約3000万人ものユーザーがこのサイトを訪問します。CMにもかなり力を入れており、知名度もかなり高いと言えます。つまり、より多くの人に求人情報を見てもらえるということが最大のメリットです。先に述べたような無料プランと有料プランがあり、使い分けが可能です。ただし、ユーザーが多い分登録している企業も多く、しっかりとSEO対策を行って検索上位を保持することが重要でしょう。

スタンバイ

スタンバイも求人検索エンジンのサイトの代表的なものです。スタンバイは、ビズリーチの関連会社が運営するサイトで、国内で最大級の求人数を誇ります。有料プランにおいてはデバイス別に求人情報や広告配信の強弱を設定できるため、予算やターゲットに合わせてコストを調節できるのが非常に魅力です。例えば、若者にターゲットを置いた場合には若者の利用が多いとされるスマホでの広告配信に力を入れるなどして効果的に若者を採用することができます。

求人ボックス

求人ボックスも求人検索エンジンのサイトの代表的なものです。求人ボックスは、食べログや価格ドットコムを運営する株式会社カカクコムが運営しています。そのため、このサイトもユーザー目線で作られており、検索軸やコンテンツなどに長けているのが特徴です。また、直接投稿の際には具体的な仕事の条件などを詳細に設定することができるのが特徴で、ミスマッチを防止しやすくなります。有料プランでのクリック単価の下限が比較的高い点は注意すべき点です。

Googleしごと検索

Googleしごと検索も求人検索エンジンのサイトの代表的なものです。Googleしごと検索はその名の通り、Googleが運営する検索エンジンです。これに登録されると汎用のGoogleの検索エンジンにかけた場合に上位表示されるので、うまくいけば他の求人検索エンジンよりも多くの人に見られる可能性があるというメリットがあります。しかし、直接投稿がない点と有料プランがないため、課金による上位表示ができない点には注意が必要です。

まとめ

求人検索エンジンを活用して採用に役立てましょう

求人検索エンジンを用いると、求人サイトや求人広告よりもより多くの人から自社の求人情報を見てもらえる可能性があります。また、直接投稿や有料プランの活用といった様々なアプローチの方法を駆使することで、採用情報の露出度をさらに高めることが可能になります。自社の採用にかけられるコストと照らし合わせながら、またSEO対策をしっかりと行いながらこれらの機能を上手く活用し、効果的に自社の採用活動を行っていきましょう。

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